携帯ショップ店員の本質的な価値を伝え、
採用につなげる
「株式会社フジデン」

「携帯ショップ店員になりたい人」を増やし、母集団形成と定着率改善につなげる
株式会社フジデンは、KDDIの一次代理店として、関西を中心に全国12府県で93店舗のauショップを運営しています。
フジデン様の採用の大きな特徴は、社員の約9割が未経験から入社していること。独自の研修制度を整え、個々の目指すレベルに合わせて学べる環境を用意することで、早期のキャリアアップが可能となっています。
通信の枠を超え、お客様の暮らしに寄り添うライフコンシェルジュとして事業を拡大する同社の採用活動を担う菊池様に、職業ブランディングメディアの導入効果についてお話を伺いました。
フジデン様の採用課題と
職業ブランディングメディア
を導入した目的
CHECK フジデン様が抱えていた採用課題
- コロナ禍で応募数が減少し、母集団形成が難しくなっていた
- そもそも、「携帯ショップ店員になりたい」と志望する人が少ない
- 入社後のギャップによる、早期離職が多かった
CHECK
職業ブランディングメディアを
導入した目的
- SEOを活用し、自然検索から安定的な
応募・流入を獲得するため - 職種・地域に特化した情報発信で競合より早く優位性を築き、認知を広げるため
- 社員の声を通じてリアルな働き方を伝えることで、職種理解を深めてもらうため
ネガティブイメージが先行し、
本質的な価値が伝わらないもどかしさがあった
フジデン様の経営理念を
教えてください。
「人を愛し、仕事を愛し、地域を愛する」が経営理念です。

https://www.fujiden.com/
やっぱり何をするにも「人」が起点になるというのが、弊社の考え方です。だからこそ、社員一人ひとりを大切な「財産」と捉え、成長を支えることを最優先にしています。
そして同時に大切にしているのが 「利他の精神」です。売上目標だけではなく、常に「相手のために何ができるか」を考える姿勢。その積み重ねが、最終的にはお客様や地域への貢献となり、会社の成長にもつながっていくのだと信じています。
弊社の仕事は通信だけにとどまりません。お客様の生活に本当に必要なものを汲み取って、保険や不動産など幅広いサービスを提案できるのが、大きな魅力だと思います。
採用において、
どんな課題がありましたか?
母集団の拡大と選考中の歩留まり、入社後の早期離職が課題でした。
「携帯ショップ店員になりたい」求職者層を集めること、いわゆる母集団の形成の部分に苦労していました。
導入を検討していた当時はコロナ禍で、働き方の多様化から採用人数を確保するのが業界内でかなり大変でした。どうにかして、携帯ショップ店員になりたい人を増やしていきたい、でも、思うようにいかなくて、すごくもどかしかったんです。
採用選考中や入社後に起こる歩留まりにも課題を感じていました。やはり、選考内で伝えられる情報には限りがあると思うんです。限られた情報だけで、選考が進んでしまうので、実際に入社すると、ギャップが生まれてしまいます。
その結果、早期離職という定着面の課題にも悩んでいました。
世間や求職者は携帯ショップ店員に
どんなイメージを持っていると思いますか?
ネガティブなイメージを持たれていると感じています。
携帯ショップ店員の仕事について、お客様の要望をただ事務的に受付する、もしくはノルマが厳しい、押し売りをしているという表面的な部分にフォーカスされがちです。
たしかに売り上げ目標はありますが、本来得られる営業力の成長であったり、実際に働いている社員のやりがいや楽しさであったり、本質的な価値が正しく伝わりにくいんです。
私たちは、そういったネガティブな要素のみ切り離すのではなく、携帯ショップ店員の魅力や社会的な役割をきちんと発信していく必要があると思っています。
菊池様の考える携帯ショップ店員の魅力はなんですか?
お客様と関わることで生まれる「介在価値」です。
弊社ではキャリア販売だけではなく、さまざまな商材やサービスを扱っています。新しい商材が出ると、スタッフ同士で「どうやって提案して獲得したのか」という事例を共有し合うのですが、その内容を読むのが本当に好きなんです。
「きっと盛り上がってクロージングまで持っていったんだろうな」と想像できる瞬間があって、単純に「すごいな」と感じます。
たとえば、携帯を買いに来られたお客様との会話からペット関連サービスを提案したり、料金プランを見直して安くなった分を別の便利なサービスに充てていただいたり。こうした提案は、お客様自身が気づかなかったメリットを届けられる瞬間でもあります。
もちろん現場は大変で、覚えることも多く根気も必要です。けれども、お客様としっかり向き合って信頼関係を築き、「便利になった」「楽しくなった」と言っていただけると、「人がいる意味がある」と強く感じます。
オンライン販売では決して得られない、人と人の関わりが生む価値。それが携帯ショップ店員の魅力ですね。
携帯ショップ店員を、
もっと誇れる職業へ
フジデンが挑んだ採用の
新戦略
職業ブランディングメディアを
導入した決め手は何ですか?
携帯ショップ店員の魅力を、多くの人に届けられるから。

(https://www.careercreal.com/)
職業ブランディングメディアは、私たちの「携帯ショップ店員になりたい」と思ってくれる人を増やしたいという想いと合致しました。
このメディアを活用し、これまで興味を示さなかった潜在的な候補者に職業価値や魅力の基本を広く発信する。たとえば、求職者がキーワードを打った時、携帯ショップ店員の職業理解を得てから、そこに共感した人だけが採用サイトに来てくれる。そんな未来を描けると思いました。
あとは、「先行者メリット」ですね。職業ブランディングメディアは、1職種・1地域限定で導入できる。そう聞いたとき、競合他社に先駆けて求職者にアピールできるし、いいポジションをとれると思ったんです。
SEO(検索エンジン最適化)を強みにしたメディア設計にも魅力を感じました。たとえば、「携帯ショップ店員」といった職業名や、仕事内容に関連するキーワードで検索した時に、上位に表示されるよう設計されている。
他社を検討している人が、携帯ショップ店員に関する検索をした時にも、まずは弊社監修ページを見てもらえる。結果として比較対象へと常に意識付けされると思ったんです。
「職種をブランディングする」というコンセプトを聞いて、
どんな期待を抱きましたか?
携帯ショップ店員の社会貢献力を伝えられると思いました。
身近にいる携帯ショップ店員の必要性を再認識してもらいたいと願う中で、職業ブランディングメディアには、採用効果だけでなく「社会に貢献できる視点」を客観的に与えてくれると思いました。
いまはネットで携帯も購入できる時代です。ですが、一定数は携帯知識のプロにサポートを受けて安心したいお客様もいらっしゃいます。
複雑な契約や料金プランをわかりやすく説明したり、トラブル解決をサポートしたり、「人がいる意味がある」仕事だと感じています。
だからこそ、人を起点とする当社の「人を愛し、仕事を愛し、地域を愛する」という理念とも深く重なると考えています。身近な地域の人に貢献できていることが伝わり、携帯ショップ店員を目指す人が増えると良いですよね。
実際に職業ブランディングメディアを、どんな場面で活用されていますか?
選考案内時の情報共有として活用しています。

(https://www.careercreal.com/interview/sales.html/)
職業ブランディングメディアは選考中の求職者の状況に合わせて、選考案内メールやZoomのチャットでURLを共有するなど直接リンクを送ることが多いです。
求職者の属性や転職理由、目指したい将来像が似ている場合は、それぞれのインタビューページをURLで送ることでさらに共感や魅力付けを促しています。
採用課題の解決に役立った
コンテンツはありますか?
求職者とのギャップを埋めるコンテンツは重宝しています。

(https://www.careercreal.com/symposium/)
「インタビュー」や「座談会」は、本当にありがたいコンテンツです。選考に来てくださる求職者のネガティブなイメージを、かなり払拭できていると思います。
良い面だけでなく、大変な面も正直に伝えられるので、求職者とのギャップを埋められて非常に良い影響が出ていると感じています。
「ノルマがきつい」「押し売りをする」「単なる受付業務」といった先入観を持たれることもありますが、座談会では現場で働く社員が、やりがいや大変さを率直に話してくれるんです。
実際、職業ブランディングメディアを導入してからは、以前よりも業界を理解したうえで面接に臨んでくれる方が増えました。求人票だけでは伝わらない「現場の空気感」がそのまま伝わり、ネガティブな印象を打ち消してくれた結果だと思います。
また、職業ブランディングメディアを読んで応募してくれた方は、選考段階から理解度が高く、ミスマッチを減らすことにつながっています。
ポジティブな魅力だけでなく、大変な部分も事前に知ってもらえるからこそ、入社後のギャップが小さくなる。結果的に定着率の改善にも結びついており、この点は大きな収穫だと思っています。
採用側としても、安心して次のステップへ送り出せますし、求職者と企業の双方にとってプラスになっていますね。
社員のエンゲージメント向上や
モチベーションにつながった
エピソードはありましたか?
現場店員が生き生きと仕事の魅力を話してくれました。
職業ブランディングメディアへの協力依頼が、社員自身の成長と自信に繋がっていると感じられる場面はありました!ある社員は、「頼られちゃって」と照れながらも嬉しそうに話してくれました。
この言葉には、会社から信頼されていること、そして自分の仕事が会社の採用活動に役立った喜びが含まれていると認識しています。
座談会や店舗見学にも3回4回と協力してくれていて、その姿勢に頼もしさを感じました。彼の自発的な協力意識が、採用活動に意欲的に参加してくれている証拠だと思っています。採用人事側としても大変嬉しく、心強く感じています。
「名もなき評価」を得ていると本人も感じているようで、そこがモチベーションになっていると思います。やっぱりお客様の前に立つ社員が、生き生きと会社の魅力を話してくれる姿はいいなあと思います。
仕事の熱意が求職者にも伝わり、エンゲージメントの高い人材獲得に繋がっています。
「携帯ショップ店員」という
職業の社会的地位を向上
させる
今後、職業ブランディングメディアで挑戦したいことや、
取り入れたいコンテンツはありますか?
当社の独自の事業立ち位置を啓蒙したいです。
携帯ショップの中でも、弊社は他社と比較しても独自の立ち位置にあるんです。そこをもっと打ち出していきたいですね。
他の代理店と違い、よりお客様のライフスタイルに関わるサービスを複合的に提案する店舗を運営していることが弊社の強みです。もっと便利でもっとお得なスマートライフの実現のために、お客様の真のニーズを引き出し提案する力を養える。仕事の面白さにつながっていると思います。
もちろん覚える事が多く大変な面もありますが、でもだからこそ、幅広い営業スキルを身につけられるチャンスがあるし、そこが楽しいなと思える部分ですね。
「携帯ショップ店員」という職業を、将来的にどう認知させたいですか?
携帯ショップに「人がいる意味」を認知させたいです。
携帯ショップ店員は実際にお客様に向き合うからこそ価値を届けられる、社会的に意義のある仕事です。
弊社は経営ビジョンとして「顧客満足度No.1」を掲げています。そのためにも、店舗にいらっしゃったお客様と信頼関係を築き上げ、より最適なソリューションを提供する必要性を感じています。
弊社は、お客様に「知って、便利になって、楽しい」と感じてもらえる存在を目指しています。一番身近な存在の「スマートフォン」という軸で、介在価値を見出していきたいと思っています。
最後に、職業ブランディングメディアへの期待や、
一緒に実現していきたい未来を教えてください。
携帯ショップ店員の採用間口が広がる未来を創りたい。
携帯ショップ店員という仕事の魅力を、キャリアに関係なく多くの人に知ってもらい、採用の間口を広げていきたいと考えています。
そのためにも「携帯ショップ店員」と検索したときに、このサイトが上位に表示されることを期待しています。
さらに、「このサイトを見て応募しました」「フジデンで活躍したくて来ました」と言ってくださる方が増える未来を実現したいです。質の高い応募者が増えれば、採用プロセスの効率化や入社後のミスマッチ削減にもつながります。
それが実現できれば、職業ブランディングメディアの存在意義や価値が一層際立つはずです。
単なる採用ツールにとどまらず、「携帯ショップ店員という職業を調べたらまずここ」という存在に成長し、仕事のリアルな魅力を伝え、職業そのもののイメージアップにも貢献できるメディアへと育っていってほしいと思います。
「職業ブランディングメディア」編集チームより
フジデン様の事例から見えてきたのは、従来の求人広告や説明会だけでは伝えきれない「職業そのものの価値」を発信することの重要性です。
コロナ禍で採用が厳しくなり、顕在層だけでは母集団を確保できない中、職業ブランディングメディアを通じてまだ転職を考えていない潜在層にまで働かける種まき。SEOによる検索流入や座談会・インタビューといった現場の声を活かすことで、応募者の理解度が高まり、入社後のミスマッチや早期離職の防止にもつながっています。
「携帯ショップ店員」という職業を社会的に価値あるものとして広める姿勢は、同じ課題を抱える採用担当者にとっても参考になるはずです。